女王蜂の王房

Q&A 第2回

  • す、皇樹さま……
    お、おおおおっしゃっていた、皆様方からのご質問をっ、
    おうお、お持ちいたしましたですっ!!

  • わっ、危ない……!

  • うぎゃあああ!

  • ……はぁ……
    紙の束を抱えているだけで転倒するとは、虚
    あなたは本当に使えない雄ですね

  • 皇樹のように性根が腐ってはいないから、よほど扱いやすいわ
    虚。質問を見せてちょうだい

  • かかかかか……か……か……輝夜さまぁぁぁ……

  • 下手に褒めるとこうやってすぐに昇天してしまいますから、
    王女さまもこれは賢明なご判断とは言いかねますね

  • あのっ。で、では僕が読み上げます!
    まずは「BGMやSEの再生音量を調整する機能はついていますか?」

  • ボリュームはどうぞ、ご婦人方のお好きな大きさで

  • 音量調整は自在ということですね
    では次は……
    「主人公をデフォルト名で始めると、
    その名前で各キャラから音声付きで呼んでもらえますか?」

  • もっ、もちろんでございますっ!!
    わたくしは、輝夜さまを輝夜さまとお呼びいたします!

  • せっかくですので、皆お呼びいたしますよ

  • 輝夜編でもめのう編でも、2人の王女さまの名前を自由に名付けられるんですよね。

  • では私は輝夜王女をめのう、めのう王女を輝夜と名付けましょうか

  • えっ、め、めのう王女が……輝夜さまで!?
    輝夜さまがめのう様??????
    い、いいい意味が! わからないですっ!!

  • ……。
    それから、っと……
    「めのう王女編では輝夜さまたちと、
    輝夜王女編ではめのう王女さまたちと、
    ゲーム内でそれぞれの絡みはありますか?」

  • それはもちろん
    お遊びは大勢で楽しむに限りますからねえ

  • 悪趣味だわ

  • おや、輝夜さまとて、私の考える遊びが大好きですよね

  • で、では次ですっ!
    「ゲームはフルボイスですか?」

  • モブの者たちまで話す必要はありませんよ

  • 確か、近しいサブの方までは、お声をいただいていましたね

  • そっ、それなのに……!
    こ、こんな虚めにお声を入れさせていただけるとは~……

  • よかったですね、虚さん。

  • はいっ!

  • では次です
    「輝夜さまのことを、臣下の方々はどう思っています、か……」

  • ももももももももちろんっ!
    この我が身をすべて捧げ、全身全霊でお慕い、忠誠しておりますっ!!!

  • ふふっ……
    もちろん、王女さまのことは可愛がっておりますよ
    ええ、誰よりも一番

  • あ、えっと、僕はですね……僕は……
    輝夜さまはとてもまぶしくて、美しくて気高くて……
    そんな方のおそばにいられるだけで、夢のようだと思って、ます……

  • ……他に質問は

  • あっ、さ、最後ですねっ! はふぅ……
    「ジャンルにバイオレンスとありますが、
    残酷描写や流血表現は多数あるのでしょうか?」

  • 我々にとっては、それこそが生きる上での最高のスパイスかと

  • 苦手な方もいらっしゃるんですよ

  • 残酷であったり恐ろしくあったり、けれどそれこそが美しい……真実の心なのよ

  • 王女さまっ、な、なんと崇高なお言葉……!

  • ……確かにそういう描写はあるけど、
    物語、僕たちの歴史を作っていく上で必要以上の、
    過剰な描写はなされていません。

  • ふふっ……本当はもっと愉しみたかったですよ
    しかし今回はこの程度で……
    ああ、しかし。とても苦手な方はどうぞご用心を
    ただ、私たちの美しい舞は見ていただきたいですけれどね

  • そ、そうでございますねっ
    お美しい輝夜さまを、ご、ご覧になられるだけでも――うごっ

  • 質問は以上なのね、部屋へ戻るわ

  • 虚さん、今日も殴られてうれしそう……

  • 燐! 戻るわよ

  • はっ、はい! ただいま

  • では私も、戻りますか
    皆様、またお会いできる日まで……

  • 輝夜さまぁ~~~~