Q&A 第2回
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す、皇樹さま……
お、おおおおっしゃっていた、皆様方からのご質問をっ、
おうお、お持ちいたしましたですっ!!
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わっ、危ない……!
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うぎゃあああ!
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……はぁ……
紙の束を抱えているだけで転倒するとは、虚
あなたは本当に使えない雄ですね
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皇樹のように性根が腐ってはいないから、よほど扱いやすいわ
虚。質問を見せてちょうだい
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かかかかか……か……か……輝夜さまぁぁぁ……
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下手に褒めるとこうやってすぐに昇天してしまいますから、
王女さまもこれは賢明なご判断とは言いかねますね
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あのっ。で、では僕が読み上げます!
まずは「BGMやSEの再生音量を調整する機能はついていますか?」
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ボリュームはどうぞ、ご婦人方のお好きな大きさで
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音量調整は自在ということですね
では次は……
「主人公をデフォルト名で始めると、
その名前で各キャラから音声付きで呼んでもらえますか?」
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もっ、もちろんでございますっ!!
わたくしは、輝夜さまを輝夜さまとお呼びいたします!
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せっかくですので、皆お呼びいたしますよ
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輝夜編でもめのう編でも、2人の王女さまの名前を自由に名付けられるんですよね。
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では私は輝夜王女をめのう、めのう王女を輝夜と名付けましょうか
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えっ、め、めのう王女が……輝夜さまで!?
輝夜さまがめのう様??????
い、いいい意味が! わからないですっ!!
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……。
それから、っと……
「めのう王女編では輝夜さまたちと、
輝夜王女編ではめのう王女さまたちと、
ゲーム内でそれぞれの絡みはありますか?」
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それはもちろん
お遊びは大勢で楽しむに限りますからねえ
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悪趣味だわ
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おや、輝夜さまとて、私の考える遊びが大好きですよね
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で、では次ですっ!
「ゲームはフルボイスですか?」
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モブの者たちまで話す必要はありませんよ
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確か、近しいサブの方までは、お声をいただいていましたね
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そっ、それなのに……!
こ、こんな虚めにお声を入れさせていただけるとは~……
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よかったですね、虚さん。
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はいっ!
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では次です
「輝夜さまのことを、臣下の方々はどう思っています、か……」
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ももももももももちろんっ!
この我が身をすべて捧げ、全身全霊でお慕い、忠誠しておりますっ!!!
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ふふっ……
もちろん、王女さまのことは可愛がっておりますよ
ええ、誰よりも一番
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あ、えっと、僕はですね……僕は……
輝夜さまはとてもまぶしくて、美しくて気高くて……
そんな方のおそばにいられるだけで、夢のようだと思って、ます……
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……他に質問は
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あっ、さ、最後ですねっ! はふぅ……
「ジャンルにバイオレンスとありますが、
残酷描写や流血表現は多数あるのでしょうか?」
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我々にとっては、それこそが生きる上での最高のスパイスかと
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苦手な方もいらっしゃるんですよ
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残酷であったり恐ろしくあったり、けれどそれこそが美しい……真実の心なのよ
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王女さまっ、な、なんと崇高なお言葉……!
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……確かにそういう描写はあるけど、
物語、僕たちの歴史を作っていく上で必要以上の、
過剰な描写はなされていません。
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ふふっ……本当はもっと愉しみたかったですよ
しかし今回はこの程度で……
ああ、しかし。とても苦手な方はどうぞご用心を
ただ、私たちの美しい舞は見ていただきたいですけれどね
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そ、そうでございますねっ
お美しい輝夜さまを、ご、ご覧になられるだけでも――うごっ
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質問は以上なのね、部屋へ戻るわ
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虚さん、今日も殴られてうれしそう……
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燐! 戻るわよ
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はっ、はい! ただいま
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では私も、戻りますか
皆様、またお会いできる日まで……
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輝夜さまぁ~~~~